受けることを少し躊躇してしまう婦人科検診。でも、少しでも不調を感じているのであれば、なるべく早く受診することをおすすめします。かく言う私ですが、海外生活をはじめてからは、2年前にイギリスで受けた無料の子宮がん検診以降、避妊経口ピルを服用しているにも関わらず、婦人科を受診していませんでした。
そんな中、数ヶ月前にピルが無くなり、婦人科に行かないといけないなと思っていたところ、生理不順や不正出血の症状※が見られたので、ドイツで初めての婦人科受診をすることを決心。そしてつい先日受診してきましたので、その内容をまとめました。
※ピルの服用を止めたことでホルモンバランスが崩れる影響のようです。
婦人科を探す
今は便利な時代です。インターネットで検索すると、ドクターのレビューサイトが出てきて、そこでドクターの性別、対応保険、対応言語などを絞って検索もできます。私はドイツ語ができないので、Doctolibというサイトを使って英語を話せる女性ドクターを探しました。
> Doctolib | Buchen Sie Ihren Termin online bei einem Arzt oder einer Gesundheitsfachkraft
予約を取る
電話のみで予約を受け付けるクリニックもありますが、最近ではオンライン予約フォームやメールで受け付けてくれるところもあります。私は受診料の確認も含めて、ドクターと直接メールのやり取りをして予約を取りました。
受診
私は婦人科検診全般を受けました。まず簡単な問診を受け、その後に血圧計測、尿検査、上半身の服を脱いで乳がん検診(触診)、下半身の服を脱いで子宮がん検診(触診、細胞診、超音波)、培養検査。細胞診は研究所で検査をするということで、その結果は後日でしたが、それ以外の結果はその場で教えてもらい、また、以前に服用していたものと同じようなピルの処方箋も出してもらいました。受診する前はどんなもんかと心配していましたが、最近開業したばかりのスタッフはドクターひとりのみという小さなクリニックだったので、ドクターと1対1ということもあり、変な緊張をすることなく済みました(下記にクリニック名を記載しています)。
料金
今回、クリニックで支払った受診料は195.87ユーロ。細胞診の検査をする研究所の料金はあとから領収書が送られてくるので、それに従って支払います。ちなみに私の保険はCare Concept - Care Expatriate comfortプランで、がん検診などは年間最大250ユーロカバーされるので、今回は保険で全額カバーできました。
薬局でピルを買う
処方箋を薬局(APOTHEKE)の窓口で出すと、在庫がその薬局にあるかどうか、もし無い場合はいつ取り寄せ可能かを教えてくれます。今回は数か所の薬局に行きましたが、どこも私のピルは在庫がなかったので、取り寄せてもらいました。ちなみにどの薬局も取り寄せれば次の日の朝9時には届くとのことでした。ピルの価格は、半年分で30ユーロほどです。
備考
・受診日の服装
受診内容のことを考慮して、ワンピースを着ていきましたが、乳がん検診もあったため、結局、妙な格好をする羽目になりました…。婦人科検診全般を受診される方で脱ぐことに抵抗のある方は、ワンピースではなく、ただのスカートを履いていくことをおすすめします。
・診察室
脱衣所エリアはあるものの、完全に何かで囲われているわけではありませんでした。また、日本では診察台のところに患者とドクターの間にカーテンがあり、お互いの顔が見えないようになっていますが、そういったものは一切ありませんでした。
・婦人科受診の頻度
ピルを服用しているのであれば、半年に1回は受診するべきだとドクターに言われました。
・ミュンヘンの婦人科クリニック
私が今回受診したのは、Private Frauenarztpraxis Dr. med. Katharina Kress-Mahr。ドクターはメールで初めて問い合わせをした時から印象が良く、実際に会ってもとても話しやすい方だったので、おすすめです!ただ、公的保険は適用外のようです。
> Frauenärztin in Haidhausen | Ihre Privatpraxis in München
まとめ
婦人科検診は1回行ってしまえば、なんてことはありません。ドクターだって、数えきれない人の診察をしているのですから、自分たちが恥ずかしがることは何もないんです。なにより不安なことはがあれば、なるべく早く解決するのが一番ですね!