もうすぐドイツ生活をはじめて1年を迎えます。まだまだ生活に慣れていない部分はありますが、この1年で驚きつつも「ドイツではこれが一般的なんだ」と受け入れたことをまとめました。
日曜日や祝日はほとんどのお店がお休み
日曜日や祝日はスーパーマーケットをはじめ、衣料品店や書店などなど、飲食店以外のほとんどのお店はお休みです。そのため、日曜日に買い物に行くという選択肢はありません。出掛けるとすれば、食事か映画、ミュージアムといったところでしょうか。補足として、大きな駅（例えばミュンヘンでいう中央駅）にあるスーパーマーケットは、例外で日曜日でも営業しています。
アパートの内見前に書類審査がある
ドイツで住居を借りることは、簡単なことではありません。賃貸可能物件数に対し、賃貸希望者数が大きく上回っており、賃貸広告をオンライン掲載してから1時間ほどで内見希望の問い合わせが100件を超すほどです。そのため、契約に至るまではもちろん、内見予約を取るまでにも書類審査がある場合があります。その書類審査で求められるのは、自己開示書、雇用契約書、そして直近3ヶ月の給与明細など。どれだけ信用していないんだと言いたくなりますが、段階は異なるものの日本の賃貸契約もこういう感じでしょうか。
キッチンを買わないといけない
賃貸を探すときに気を付けないといけないことは、その物件にキッチン（流しやコンロ等）があるのかないのか。一瞬、「え？」って思いますよね。実はドイツではキッチンも含めて引っ越すことがよくあり、キッチンが付いていない物件が多いのです。物件によっては、前住人が買ったキッチンを「そのままにしておくので、この値段で買い取ってください」ということもあります。これまで見かけた値段は安くて1,000ユーロ以下で、3,000ユーロというところもありました。
洗濯部屋が地下にある
日本人としては庭やベランダで洗濯を干すのが一般的ですが、ドイツでは住宅街を歩いていても外で干されている洗濯物を見かけることはあまりありません。では、どこに干しているのかと思えば、驚いたことに住居によっては、洗濯部屋が地下にあり、そこに洗濯を干しているのです。聞いただけで、暗くじめ～っとした印象を与える「地下」にです…。ちなみにドイツでは「洗濯物を外に干してはいけない」「洗濯機を日曜日に回してはいけない」という話を聞いたことがありますが、それは賃貸契約書で制限されている場合のみとか。
常に水回りはきれい
ドイツの水は石灰質が多いので、放っておくとすぐにその部分が白くなってしまいます。そのため、水道を使ってその周りが濡れたのであれば拭き取るということが常識のようで、キッチンやバスルームの水回りは常にピカピカ。私もキッチンの洗い物が終わったら拭き取り、お風呂に入ったら壁を含め拭き取り作業をしています。ちなみにドイツにはこの石灰質向けのお掃除用品があり、それがとても優秀で、スプレーをしてしばらくして洗い流すと、そこはもうピカピカ。これがまた気分が良いのです。
スプレー前
スプレー後
冷凍野菜や魚が直で紙箱に入っている
日本ではなかなか想像できないと思うのですが、ドイツでは冷凍された野菜が、プラスチックなどで包まれることなく、紙製の箱に直で入っていることが多いです。紙製の箱は本当に紙製の箱で、ウォータープルーフなどの特殊加工がされているようでもなく、少しでも外に出しておけば、溶けだした水分でへにょへにょになってしまいます。ただ、全商品が紙箱入りというわけではなく、もちろんプラスチックで包まれているものもあり、肉や魚製品に関しては、ほとんどが紙箱ではありません。それでも一度だけ、直で紙箱に入っている魚に遭遇したことがあり、それはとても驚きました。
ほうれん草のキューブ
魚の切り身
ファスナーの持ち手がない
ドイツでまだそれほど買い物をしていないので、どの製品が当てはまるのか定かではありませんが、私の経験上では寝具類にはファスナーの持ち手がありません。初めて寝具カバーを買い、持ち手がないことに気づいた時は、ただの不良品だと思っていたのですが、ついこの間新しい枕カバーを買ったところ、また持ち手がなかったのです。なので、ドイツではこれが一般的なのかなぁと思っています。
まとめ
この1年は住居探しをしつつ、引っ越しを5回したこともあり、住居関係で驚くことが多かったです。今思えば、「こんなに長く住居探しがかかると思わなかった！！！！！」というのも驚いたことのひとつでした。
＜広告＞
